ダメな親ほどいい子が育つという言葉の本当の意味とは

ダメな親ほどいい子だ育つって本当? 小学生を持つ親の悩み

ダメな親ほどいい子が育つという言葉は以前からありましたが、その本当の意味について書きました。誰にでもある些細な失敗から子どもが学んで成長してくれて、親がしっかりしないから子供がちゃんと育ったのよ~なんて世間話をした事もあります。が、そんな軽い話ではない場合もあるようです。

この記事で分かる事

●ダメな親ほどいい子が育つという言葉の奥の深さ
●この言葉もダメな親とはどの程度かが分かる
●ダメな親が子供に与えるいい影響と悪い影響が分かる
●実際の体験談!

ダメな親ほどいい子が育つという言葉の本当の意味

「ダメな親ほどいい子が育つ」という言葉は、一見矛盾しているように思えますが、その本当の意味は以下のように解釈できます。

この言葉は、親が完璧でないことや間違いをすることがあるという現実を反映しています。ダメな親に育てられた子供たちは、その親の失敗や欠点から多くのことを学ぶ機会があるという点に着目しています。具体的には、以下の意味を含んでいます。

反面教師としての役割: 親の行動や選択肢を見て、子供たちは「こんな親にはなりたくない」「こうはなりたくない」という意識を持つことがあります。これにより、子供たちは自分の価値観や人生の方向性を明確にし、良い人間に成長する助けになります。

逆境を乗り越える力: 親からのサポートが不足している場合、子供たちは自分自身の問題を解決し、逆境を乗り越える力を養う必要があります。これにより、彼らは困難な状況に対処し、強さを発揮する方法を学びます。

自己肯定感の構築: 親からの承認や愛情が不足している場合、子供たちは自己肯定感を高める必要があります。自分自身を受け入れ、自信を持つことを学ぶことが、彼らがいい子に育つ手助けになります。

自己規定と独立性: 親からの期待やプレッシャーが過大である場合、子供たちは自分自身の目標や価値観を確立する必要があります。これにより、自己規定の力と独立性を発展させることができます。

総じて言えば、この言葉は、子供たちが困難や逆境を通じて成長し、強い人間として育つ機会を持つことができるというポジティブな側面を強調しています。しかし、逆の側面もあり必ずしもいいことだけではないようです。

ダメな親にも程度がある

親の育児能力や行動には、多様な程度やバリエーションが存在します。ダメな親にも、その程度や種類に違いがあります。一時的な失敗、感情的な虐待、肉体的な虐待、過失や放置などがその例です。

一時的な失敗は、通常、親が一時的な困難やストレスに直面した結果、一時的に子供に不適切な対応をする場合に該当します。例えば、親が仕事のストレスや健康問題に対処している間に、子供に対する注意やサポートが不足することがあります。しかし、一時的な失敗は長期的な影響を持つことは少なく、親が元の状態に戻れば良くなる事があります。

感情的な虐待は深刻な問題で、子供の心理的な健康に悪影響を与える可能性が高いです。これは、子供に対して言葉や行動で精神的な苦痛を与えることを指します。感情的な虐待は、親の怒りや不安定さから生じることがあります。

肉体的な虐待は非常に深刻な状況であり、法的な措置が必要な場合があります。これは身体的な暴力や怠慢による子供への危害を指します。肉体的虐待は、子供の身体的健康だけでなく、心理的健康にも悪影響を与える可能性があります。

過失や放置は、親が子供の基本的なケアや安全を無視し、放置することがある場合に該当します。これは特に幼少期の子供に対して深刻なリスクをもたらすことがあります。

ダメな親の程度は、状況によって異なります。しかし、子供の安全と幸福は最優先事項であり、必要な場合には専門家や関連機関による介入が行われるべきです。親が子供の福祉を考え、適切なサポートを受けることが大切です

ダメな親が子供に与える影響

ダメな親が子供に与える影響は、複雑であり、良い面と悪い面が両方存在します。以下に、ダメな親が子供に与える可能性のある5つの良い影響と5つの悪い影響を詳しく説明します。

良い影響

適応力の向上: 親が子供に対して不安定な環境を提供することがあるため、子供は適応力を高めることが求められます。これは将来のストレス耐性と問題解決能力につながる可能性があります。

独立心の養成: 親からのサポートが不足している場合、子供は自立心を発展させる必要があります。これにより、自分のニーズを自己管理し、独自の目標を設定するスキルが養われることがあります。

創造性の刺激: 親が子供に物理的な贈り物やエンターテイメントを提供できない場合、子供は自分の創造力を発揮し、遊びや娯楽を自分で創り出すことを学ぶことがあります。

他者への共感: 親が子供に対して感情的にサポートを提供できない場合、子供は他人の感情を理解し、共感する重要性を学びます。これは他人との関係を深めるのに役立つスキルです。

目標志向: 親からの支援が不足している場合、子供は自分自身の成功に向けてより強い動機づけを持つことがあります。これにより、目標に向かって努力し、成功を追求する意欲が高まることがあります。

悪い影響

自己価値感の低下: 親からの承認が不足している場合、子供は自己価値感が低下する可能性があり、自分に自信をもてなくなってしまうことがあります。

感情的な問題: 親からの不安定な環境や感情的な虐待に晒されることがあり、子供の感情的な問題や心理的なトラウマのリスクが高まることがあります。

対人関係の難しさ: 親からの模範を受けない場合、子供は健全な対人関係のスキルを養うのが難しくなり、孤立感を感じることがあります。

問題行動のリスク: 親のモデルを受けた場合、子供は問題行動や依存症のリスクが高まることがあります。

教育とキャリアの制約: 経済的な支援や教育へのアクセスが不足している場合、子供の教育とキャリアに関する機会が制約される可能性があります。

重要なのは、親が与える影響は状況によって異なり、子供の個性や外部サポートも影響します。良い影響を最大限に活用し、悪い影響に対処するためには、適切なサポートとリソースが必要です。

体験談

私もいい親ではなくダメ親だなと思うことは多々あります。

子どもの話をしっかり聞くという事だけは心がけていますが、それ以外は忘れっぽくて頼まれた事をやっていなかったりは日常茶飯事です。

幼稚園の時にお弁当と一緒にナプキンも持って行くのが決まりで、まずナプキンを広げてその上にお弁当を置いてみんなでいただきますと声をかけてから食べるのが日課でした。

でも、私朝忙しいとナプキンを入れるのを忘れてしまうのです。1回だけでなくそれが何回もあって、、、よほど自分だけナプキンを敷いていないのが嫌だったのか毎朝自分で準備するようになりました。幼稚園ではキャラクターの柄のナプキンを持ってきている子が多く、その話をしながら食べる事がよくあったみたいで、自分だけ忘れているのが嫌だったみたいです。

自分で準備が出来るようになったのは、私が忘れてしまうから。

しっかりしてくれるしいい事かも?と思いましたが

幼稚園では嫌な気持ちでお弁当を食べていたようなので、どっちもどっちかなと感じた事はありました。

あとダメな親という風に一概にいうよりは、「ダメな時もある」のほうがいいなと感じました。だって人間だもの~そんな時もあるよね~

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