子供の成長にはポジティブなコミュニケーションが欠かせません。Iメッセージは、子供へのメッセージ伝達を効果的に行う手法の一つです。この記事では、Iメッセージの子どもへの使い方と、注意すべきポイントについて詳しく見ていきましょう。
この記事で分かる事
●アイメッセージがどのようなものか分かる
●アイメッセージを使う時の注意点が分かる
●実際の体験談!
Iメッセージとは?
Iメッセージは、コミュニケーションのテクニックの一環です。この方法は、自分の気持ちや考えを相手に伝える際に使われます。「I」は「私」を表し、自分の立場からのメッセージを送ることを意味します。言葉遣いや態度がとても重要になります。
例を挙げて説明すると、例えば
「あなたはなんでいつもおもちゃを放り投げるの!」と叱るのではなく、
「私はおもちゃを大切に扱ってほしいと思っているの」と伝えるのがIメッセージになります。相手を攻撃することなく、自分の気持ちを伝える方法です。
子供にもIメッセージが出来るようになって欲しいその理由は、自分の気持ちを尊重しつつ、他人の気持ちも考慮するコミュニケーションスキルを養うためです。自分自身の感情を大切にしつつ、相手との良い関係を継続するための素敵な方法です。
相手の行動を指摘するのではなくて、自分の感情を伝えるのがIメッセージです。
子どもへの使い方のポイント
子供に対してIメッセージを使う際の詳しいポイントを紹介します。Iメッセージを通じて、感情や行動に対する効果的な使い方を理解しましょう。
・感情を表現する
まず大事なのは、感情を率直に伝えることです。
例えば、お兄ちゃんが妹(私)のおもちゃを壊してしまった場合、妹の立場で以下のようにIメッセージを使ってみましょう。
悪い例:「お兄ちゃんはいつも私のものを壊すんだ!」
良い例:「私、おもちゃが壊れるのが悲しいんだよ」
悪い例ではお兄ちゃんの行動を指摘しています。言われた側からするとおもちゃを壊してしまって申し訳ないと思っていたとしても、この言われ方をすると素直にごめんと言いにくいのです。
Iメッセージを使った良い例では、妹自身の感情を伝えただけです。おもちゃが壊れて悲しいんだよ、と伝えただけでお兄ちゃんの事を責めたり行動を指示したりしていません。でもあっ悲しいんだ、ごめんね。と素直に謝りやすいのです。
伝え方が違うだけで受けての感情も全く違うものになります。
スポーツの試合で応援していたチームがエラーをしたとします。応援している側は当然勝って欲しくて応援していますが、エラーをした時に何やってるんだよ!とその行動を指摘すると印象がよくありません。その言葉の裏には勝って欲しい、という思いが強いのです。
何とも思っていないチームがエラーをしても何とも思いません。応援しているからこその言葉なのですが、何やってるんだよ!という言葉をIメッセージに変えると、あ~~残念、あ~~惜しい!などの感情を伝える表現に変わります。
相手を責めるような言葉を使ってしまう場合には、自分の感情を出してみる練習をすると少しずつIメッセージでもやりとりが出来るようになりますよ!
Iメッセージを使う時の注意点
Iメッセージを伝える際に気をつけるべきポイントを詳しく解説します。子供の自尊心を守りつつ、攻撃的にならないための言葉選びやアプローチについて分かりやすく説明します。
Iメッセージを伝える際には、攻撃的な言葉を使わないようにすることが重要です。相手を非難したり攻撃したりする表現ではなく、自分の気持ちや意見を伝えることを重視しましょう。
悪い例:「いつもこんなふうにやるから困るんだ!」
良い例:「私、時々このことで困っているんだけど、一緒に考えてみることはできるかな?」
子供に対してIメッセージを伝える際には、批判的な言葉ではなく、建設的な提案を行うことが大切です。問題点を指摘しつつ、どうやったら上手くいくのか一緒に考える姿勢を持ちましょう。
悪い例:「それはだめだよ。ちゃんとやりなおしなさい!」
良い例:「この方法ではうまくいかなかったんだね。どうすればよくできるか、考えてみるのはどう?」
など言葉を選んで楽しくコミュニケーションをとりましょう~!
体験談
これは例外として聞いて頂ければと思うのですが、、、
私自身の体験談で、私の母は小さい頃から支配的で人の話はきかず何でも自分で決めてしまう人なのです。客観性が低いので、自分がいいと思うものは他の人もいいと思うはず、という考えの持ち主です。
そんな母が心理学を学んでから、Iメッセージを使いだしたのです。
ただ、それまでに全く私の話を聞いてきていないので、突然Iメッセージで話をされてもただの我が強い人としか捉える事ができませんでした。
結婚式のドレスを選んでいた時の話です。
私:このピンクがいいな~♪
夫:そうだね、ピンクかこっちの濃い色でも似合うかもね
私の母:私はこの赤がいいと思うよ
何でもない会話ですよね。
ドレスがどの色がいいのか話をしているだけなのです。
でも!ちがーーう!!
子供のころから何一つとして意見が通った事はなく全て母の思い通りになってきたので、ここで今更母親の意見を言われたらイライラして仕方がないのです。
心理学を習う前の母ならきっと、
「私はこの赤がいいと思うよ」なんて言い方はしないで、
「この赤がいいに決まってるじゃない!」とか「これにしなさいよ」とか何とか嫌な言い方をしたはずなのです。
言い方を変えてIメッセージで言われたところで、
いまさら感満載
になってしまい全く受け入れる事は出来ませんでした。
普段から話を聞くというのは大事だな~と実感した出来事でした。
一般論ではなく私の個人的な体験談なので、何かの参考になりましたら幸いです。
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